1) 舌を改めて認識して見る。
食事や話をしているとき、舌は自然に動いていますが、何もしていない時の、無意識の時の舌の位置の話です。
言われてみると、「正しい位置ってなんなの?」という感じです。
「そういえば、私はいつもどうしてるんだったのかしら」とも、疑問はわくばかりです。
舌は不思議なもので、自分の意思で動かすことができるのですが、勝手に動いてしまうものでもあったりします。ご飯を食べているときお話をしているとき、いちいち考えて動かしていません。
歯を治療しているときに、「何でこっちに来るの」と思う時もあります(笑。患者さんもこっちによせてはいけないと意識をしてくれているのですが、強く思えば思うほど、結果としてこっちに来るんですよね。
完全なる全自動で動いている心臓や消化器官の自律神経支配とはあきらかに違いますが、でもちょっとなんか、自分であって自分じゃないような、不思議な一面も持っています。
何もしていない時の舌の正しい位置は、舌の先端から半分ぐらいが上あごに引っ付いてる状態です。
つばをごっくんと飲むときの位置をしてみればわかるのですが、この時は喉の奥の方まで含めて力が入っている状態ですので、この位置で力の入っていない状態が、普段の正しい位置です。
意識していない時の状態のことを意識してと矛盾していますが、何かの拍子にふと思い出して確かめておきましょう。
ふと気づいて確かめたとき、舌が下の前歯の後ろにデンと置いてあったら、「おや?」という感じです。
もし下の歯列の中ほどにあったのならば、大した力も使わないで、ちょっとの意識で変えることでできるので、トライしてみましょう。
(G軍4番のOK選手のバッターボックスに入っているときのぽかん口が、気になって仕方ない。超一流アスリートなので、ダイジョブなんですけど。)