1) 歯垢と歯石の違い。
歯垢(プラーク)と歯石、
まだイメージがしにくいかもしれません。
歯垢とは、
すこし歯ブラシをしないでいて、歯の表面に付いた“白いねとねと”としたやつです。
あれを歯の間にはさまった食べ物と勘違いしている人がいますが、全くの別物です。
歯垢は、あくまでも“ばい菌の増殖物”です。
歯石とは、
唾液成分のカルシュウムが結石化したものです。
体内で話をすると、腎臓や尿道にできる結石と似たようなものです。鍾乳洞でみる白い堆積物とも似ています。
歯石本体はやはり石なので、パサパサしていて本能的に「あっ、汚い!」というものでもありません
下の歯の付け根あたりに堆積しているやつです。
歯石は、アナログ手器具や超音波振動器できれいに除去します。
そしてきれいにしてから、1週間後の写真です。
歯肉の炎症も、比べてみるとよくわかるのですが、こんな短期間でも格段によくなっています。この分で行けば、もう少し時間がたてば、すっかり良くなることでしょう。
歯垢と歯石は、有機物と無機物の違いであり、
簡単に言うと、生物と鉱物的な違いです。
