2023年7月13日(木)

お口の中を楽しくコラム

お母さんへ。「子供の歯ブラシ」

子供の歯ブラシ1

1) お母さんがかわいいお子さんと来院。

先日、お母さんが幼稚園前のかわいい男の子を、健診で連れてこられました。

お口の中は、とてもきれいに歯磨きされており、虫歯も当然ないですし、歯肉になんとかとか、噛み合わせが何とかとか、全く問題がありません。

「お母さん、お子さんに一生懸命、歯ブラシしてあげているようですね。お子さんのお口の中、とてもきれいにできてますよ。毎日毎日大変でしょう?」

「そーなんですよ。最近いやいや時期で、あまりやらしてくれないときもあったりして…」

「まあ、毎日のことですからね~。」

どのお母さんも、一生懸命です。

治療室で「我が子の歯ブラシ、これでダイジョブですか?」という気持ち、ひしひしと伝わってきます。
(ダイジョブですよ、お母さん。)

子供の歯ブラシ2

2) この時期の歯ブラシの意義。

この緊張を解きほぐす意味もあるのですが、

「この時期の歯ブラシは、歯の汚れを落とすことも大事なんですが、歯ブラシを習慣づけも大事なんですよ」
と話しかけること、よくあります。

歯ブラシは毎日毎日の事で、あまりにも汚れ落としに夢中になりすぎると、いつも優しいはずのお母さんの顔が、つい真剣な顔になってくる。
そんなお母さんの顔が、子供の目に歯ブラシと一緒に焼きついてしまうと、なんとなく歯ブラシがいやになってしまうのです。意外とよくあるパターンです。

つづく

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