1)旅の始まり。
生まれ落ちた ”時期”と”場所”が、自分の”個性”とマッチするかしないかを、「運」といいます。
人生は、舞台と共演者が大きく影響するからです。
もし信長が大正時代に生まれていたら、イチローが三軒隣の家に生まれていたら、100年語り継がれる人生にはなりませんでした。
神様目線からすれば、すべての人にベストマッチする時と場所はあるはずなのですが、ほとんどの個性は最大限にはいかされていません。
人生が思ったほどにうまくいかなかったとしても、まあだれもそんなものですということでもあります。
2)“旅する世界”の世界とは。
それでも、
そもそも我々は地球に観光でやってきたものでした。
観光といえば、ハワイとかヨーロッパを思い浮かべる人が多いでしょう。
これを、見たことのないものを見に行く楽しみと定義して、
さらに、人生のある期間を長い旅と当てはめてみると、
あの町で暮らすということ、アスリートの世界・アーチストの世界・政治の世界・セレブな世界を覗いてみること、あの業界で働いてみること、出会ったパートナーと新しく始める生活、
これらすべてが、旅なのでした。
いうなれば日常のすべてが観光であり、人生のずっとが観光なのでした。
せっかく地球にやって来たのですから、いろんなところに行って、たくさんの人と会って、いろんなものを見てくればいいのです。
「運」と「個性」の関係で、誰もが高いところまで行けるわけではないのですが、それでも気になったところへ行ってみようとすることは大切です。
後編につづく
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