3) 大きな星
そして司会者のいない座談会の話は、あっちこっちに飛んで興味は尽きません。
夜空に輝く1等星のうち、最も近い恒星(太陽)アルファケンタウルスの話です。
- 4.3光年離れているアルファケンタウルスまで3200km
これ はじめは“3200m”かと思って、
「一番近くの惑星は、時速80mで隣の駅まで行く感じです。」と言おうとしたら、桁間違いの3200キロメートルでした。
3200キロとは、東京から中国飛び越えモンゴルです
ボールペンの先に乗っている顕微鏡でも見えない人間が、モンゴルまで時速80mで旅に出る感じです。もう形容は不可。
さらにこれは光速の乗り物があったとしての話で、地球1周を、光は1秒間に7周半なのに対し、現実はジェット機の30時間です。どうやっても比較などできません。
さらにもうひとつの一等星、ペテルギウスの大きさの話にもなりました。
- ベテルギウスを太陽系の中心に置くと、火星軌道を大きく超え、木星軌道の近くまで達する。
- えげつないデカさで草
- 怖いわそんなん
- でかすぎやろ
地球を1mmとすると、ペテルギウスの大きさは車両6両分の大きさの球体となります。
これを別の表現ですると、みなとみらいのあの半円形のホテルが完全なる球形だとして、その建物のふもとにペン先の1ミリの地球を置いたとイメージしてみてください。
しつこいですが私たち人間は、ペン先の上にいる80億人の人間ですからね。
- なんのために存在するんやろなこんなでかいの
- ベテルギウスから地球を見てる人は、日本はまだ室町時代なんだよね
4) おまけ
もう一個、先日見つけたユーチューブの話。
太陽系の惑星は太陽の周りをまわっているのですが、実は太陽も銀河の周りを回っています。
- 6秒で54万キロ動いてる星とか、どこ目指してるんやろうな
もっともっと大きいところから俯瞰すると、地球は太陽の動きに伴ってスクリュー回転で前方に進んでいる感じになります。
広い太平洋をすごい勢いで回遊しているマッコウクジラの周りをぐるぐる回って並走して泳いでるコバンザメ状態です。これまた目からウロコでした。
地球は今も、真っ暗で何もない空間を、すごい勢いで飛び続けているのでした。
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(追伸)
やってわかることですがこれだけページ数を読んでも、携帯からの知識など、目次程度にしかなりません。
興味あるものに出会えたらまずは、成書を(新書本や漫画からで十分)手に取り、そのあと 聞いたり訪ねたり体験したりなどの行動を付け加えておきましょう。
どんな分野の知識にも、優劣・貴賤はありません。脳の引き出しに、片っ端から無造作に突っ込んでおきます。いつかうっかり、何かの役に立つことがあるかもしれません。それを人生の楽しみといいます。