2018年9月5日(水)

読んだ本の話

古代史の話

唐突ですが、

歯の話もすこし飽きたでしょうから(ワタシが?笑、
最近までちょっと、はまっていた古代史のお話をします。

偉そうにうんちくを語れるレベルでは到底ないのですが、地球の歴史の勉強をするにあたっての、入り口のお話。

地球の歴史の本を読んでいると必ず、年号の数字が付いて回ります。
このときいつも、1億2千年前と200万年前と言われて、どちらが前かはわかっても、いまひとつピンときていませんでした。どちらも「大昔~」のくくりで、おしまいです。だからそれ以上に興味がわかず、そこでおしまいになっていました。

そして先日気がついたのですが、
この“年”という単位を“円”に置き換えイメージしてみると、ちょっと実感がわいてくるのです。

例えばこの1億2千年前と200万年前を、1億2000万円と200万円と言い換えてみます。
すると、「ありゃりゃ、だいぶ違うよな」と、なんか少し実感として、でてきません?

「地球は46億年前にできて30億年前まで生物はいませんでした。

そしてこのころになって、やっと微生物が発生してきて進化が始まり、5億年前くらいになるとカブトガニみたいな三葉虫が動き出し、2憶5千年前からは恐竜が歩きはじめました。

人間らしきものは500万年前から生活し始め、今の直接の人間の祖先は5万年前にアフリカから世界に広がっていきました。

縄文時代は1万年前から、ギリシャ文明は5000年前から、日本は1500年前の大化の改新から明確な歴史が始まります。

そもそも人間の寿命は平均すると80年であり…」

こんな文章があったとしたら、今までは間違いなく数字を全部飛ばして読んでいましたね(笑。
それを “円”にすると、それぞれ自分のイメージする“物”に、置き換えることができるのです。

「地球は46億円で、人間の寿命は10円玉を数枚程度か。」とか
「日本では1万円前からご先祖様は続いていんだけど、それからすると500円前の信長・秀吉なんか、つい最近のおじいちゃんだよね」なんて感じで、実感がでてきます。

人間の寿命は、ポケットに入っている10円玉数枚分です。
東海道新幹線は16両編成なので、×3億円で一列車48億円です。
よって「がんばって10円玉貯金して新幹線を買うんだ」なんて想像することで、地球と人間の寿命の比較をもう少しリアルに感じることができます。


それから歴史には、“今から何年前”に起こったという点を表す数字と、

もうひとつ、
ここからここまでという“何年間”という期間を表す数字のふたつがあります。

これらを区別して本を読んでいくと、もっと楽しくなります。

・・・・
地球の46億円のうち始めの10億円“間”は、誰もみてない広大な荒野と大海原で、嵐が吹き荒れ火山が噴火していたという感じです。ここでも、誰もみてないところの10億円という数字と、我々の寿命の10円玉数枚という数字を比較してみてください。

さらにやっと単細胞の微生物らしきものが発生してから、もうちょっとだけ高等なミトコンドリアになるまで、これまた46億円のうちの25億円もの歳月がかかっています。地球上ではこの25億円ものあいだ、顕微鏡でのぞくと、もにょもにょとした生物だけが暮らす、ずっと平和な世界だったのでした。

さらに人間はというと、動力で船や自動車を動かしコンピューターを発明して宇宙まで行けるようになったのは、ここ200円のことです。

その前までは、それほど大きな変化はありませんでした。石器を用いることを覚えてからさらに持ち手の溝をつけるだけに、100万円かかっていたくらいです。

人類は500万円もの前から発生しているので、「人類は、ほぼずっと原始人だった」といってもいいような気がします。

実は恐竜も、46億円のうちの2億円もの間、生きていました。

絶滅した理由はいろいろ言われているのですが、それよりも、人間が1000円程度でこれほどに変化したのに、2億円分もの時間があった恐竜は、なぜあの手でパソコンをちゃかちゃか打っていなかったのかというほうが気になります。


とまあ、私の知識はこの程度までです。(その後、進展ない。笑)
内容についてはだいたいこんな感じかな程度で…まあ、すいません、数字や内容を他の人に話す時は、自分でちゃんと調べてからにしてくださいね。(笑

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