2025年3月7日(金)

趣味のコラム

AIつれづれ

3)AI論議の未開発

 生体をコンピューターにつなげようとのニュースでは、さすがにダイジョブか人間?と、一抹の不安を持った人間もいるのではないでしょうか。

映画「2001年宇宙の旅」では宇宙飛行士が暴走するAIの電源を切ろうとしたとき、AIが「私は、怖い」とつぶやきます。
この「怖い」というセリフは、人間の感情を持ったのか、単に「怖い」という言葉が当てはまるから言っただけなのか、どちらでしょうか。

 あくまで「チャットGPT」は人間の意見からの検索・再構築ですので、AIは人間を超えることがないというのが、現在の認識です。

・人間のや感情・意識を、定義してみると。
・人間と同じ思考回路を、AIで表現できるのか。
・人間の特権である体験を、AIにさせるとは。
・人間にある性格による判断の違いを、AIに反映させるとは。
・テレビ新聞が担っていた世論を、AIでも操作していくのか。

この辺りを、平素な言葉で語られるようには、まだなっていません。
素人相手の新書本では、理系の立場から勧める趣旨の本しかなく、文系の先生あたりからの評論本がまったくありません。心とか魂とか意志とかの定義を、チャットGPTに聞いているとこなんでしょう。(じょうだんですよ)

4)AIでチャットGPTができた。

たとえば、
こんなものがうまくいって、AIの役割が人間社会にそれなりの比重を占めるようになっていったらどうなっていくのでしょうか。

 何年か前にNHKで、美空ひばりのAI映像が、AIとして会話して新曲を歌うという番組をやっていました。かつて放送していた録画の再編集ではありません。当人の了解のないところで、当人が言ったこととして流布することとに、いささかの違和感を覚えました。見てません。

これから先、先代社長の生前の会話をAIに学習させ、リモート会議で今後の方針を決めていく会社も出てくるのでしょうか。
モニター画面に映し出された亡くなったおばあちゃんと、昨日あった出来事を話していたら、地球の裏側にいる人とライン電話との違いをどう認識していくのでしょうか。

このままいけば、「生・死・了解・意志」関係なしに、その人の意見として社会に広めていくことも可能になっていくことができるでしょう。為政者の世論誘導やオレオレ詐欺みたいなものとか、悪いことの方が、進歩が速いのも世の常です。

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