ワタシが小学生と歯ブラシの話をするときの鉄板ネタ。
「何のために歯ブラシするのか、知ってる?
…お母さんに怒られるから。
…じゃなくて~虫歯にならないようにするためだよ。
だから歯についた汚れがふき取れてないと意味ないんだよわけよ」
そしてこのあと、
「毎日、洗面台まで行きゃ―、いいってもんじゃない」
「きれいに落ちていないと、やってもやんなくても一緒だよ」
「意外と丁寧にきれいにするのって、たいへんじゃん?」
「しゃかしゃか元気に、やればできるじゃん!」
など、おだてたり脅したりそそのかしたり慰めたり、なんとか身につくような言葉を探していきます。
衛生士さんも、ブラッシング指導時には、大人・子供の患者さんそれぞれに応じて、
- 性格(慎重派・おおらか派)
- 器用・不器用(熱中するタイプ・少し興味なさそう)
- 会話の程度(年相応の内容や話し方)
- 生活習慣(朝はゆっくりだとか日常が少し不規則だとか)
- 歯並びによる磨き残しの場所(歯並びは人さまざま)
などなど、相手を見ながら話を進めていきます。
「人を見て…」は本来あまりいい意味では使いませんが、それでも人それぞれ千差万別、まあいろいろありますので、最終的に上手な歯ブラシを継続してもらえるよう、手を変え品を変え、日々奮闘してくれています。
ここでいうのもなんですが、情報をパソコン画面から得るのでなく、
歯科医院で、各自にあったブラッシング方法を、人から教えてもらった方が断然身につきますよ。
