なぜ、歯周病で歯が抜けてしまうのですか。
少し強引なたとえ話です。
海に潜る前、海水が入ってこないようにウエットスーツを着るとします。
弱点があるとしたら、首回りでしょう。
これをイメージして、歯の話をします。
弱点があるとしたら、首回りでしょう。
これをイメージして、歯の話をします。
人間の骨は、全身すきなく完璧に皮膚で覆われています。
そして唯一、骨が皮膚を突き破って外界にさらされているところが、歯です。
ちなみにむき出ている骨である歯は、堅固にコーティングされています。
(この堅固にコーティングしているエナメル質の功罪は、’虫歯のポーカーフェイス’の項にて)
そして唯一、骨が皮膚を突き破って外界にさらされているところが、歯です。
ちなみにむき出ている骨である歯は、堅固にコーティングされています。
(この堅固にコーティングしているエナメル質の功罪は、’虫歯のポーカーフェイス’の項にて)
そして、
骨を攻撃するバイ菌も、入っていくとしたならば、歯と歯肉の境目しかありません。

入り口にたむろっている、ばい菌たち。
曲面の歯を平らな歯ブラシで磨くので、構造上どうしてもこのような清掃状態になりがちです。
磨き残しをそのままにしておくと、このあたりの歯肉は炎症を起こし、やがて腫れてきます。
歯肉が「腫れる」ということは、言うなればウエットスーツの首周りが伸びてしまった状態です。
細菌はここから侵入します。
いかにも歯に沿って、「バイキンが入っていきます!」って感じがします。